現状では一番簡単な取得方法
結果として、受講開始から3ヶ月弱で従事者免許証の取得をすることができました。
今まで、何回か国家試験受験を目指しては挫折していたことを考えると、この短期間で取得できるのは、画期的でしょう。
2級アマチュア無線技士を取得するには、
- 国家試験を受験する。
- 集合形式の養成講習会を受講する。
- eラーニングの講習会を受講する。
の3つの方法があるわけですが、この3つを比較してみます。
国家試験受験 | 集合形式 養成講習会受講 | eラーニング 講習会受講 |
|
---|---|---|---|
取得までの期間 | 1日 | 約2ヶ月間 土日計10日間 | 最短:3週間 期限:6ヶ月 |
費 用 | 約7,500円 | 約70,000円 | 約50,000円 |
難易度 | 高い | 中程度 | 低い |
開催頻度 | 年2回 | 場所、時期 共に不定期 | 年4回 |
無線工学と法規の知識があれば、当然国家試験受験が一番早くて、安いわけですが、楽に取得できるのは、eラーニングです。
ここら辺は、自動車免許の取得と一緒で、免許試験場にて一発で挑戦するのと、教習所に通う違いかと思います。
目標は合格すること
ただ、上記の比較は、あくまで資格取得の難易度という尺度で見た場合です。
集合形式の養成講習会の場合、毎週土曜、日曜に開催場所に休まず通わなければいけない、という所も社会人にとっては、難易度の高さにつながります。
また、じっくり、しっかり無線技士としての力を付けたいという方には、時間をかけて国家試験の受験というのが良いかもしれません。
ただ、あくまで資格を取得する、ということを目標とするならば、eラーニングの講習会受講が合格の最短距離になるのは、間違いないでしょう。
このことが、良いのか悪いのかの判断は、人それぞれあるでしょうが、アマチュア無線局の開局数が減少の一途をたどる現状では、ある意味仕方のないことなのかもしれません。
合格までは3ヶ月が目標
この講座は、受講開始から合格までに許される期間は、最大6ヶ月となっています。
ですので、時間が空いている時にじっくり、ゆっくり受講することも可能です。
ただ、実際受講した感想としては、時間を空けずに一気に合格まで行かないと、モチベーションが切れる可能性があるなと、感じました。
平成28年度のeラーニング講習の修了率(合格者/受講者)を見ると、79%と意外と低いです。(ちなみに集合形式の講習会は、100%です。)
たぶん低い理由は、講習の難易度ではなく、時間とモチベーションの問題ではないかと予想されます。
受講を始めたら、一気に最後まで受講する。
目標は、長くても3ヶ月。
要するに、受講開始から3ヶ月間あまり日を空けずに時間が取れる、という方には、お勧めです。
結構、絶妙な金額設定
この講習の受講費用の5万円というのも、結構絶妙な金額だなと感じます。
もっと安いと、社会人であれば受講続行を諦められる金額だし、もっと高いとそもそも受講しようと思わない。
なかなか、憎い設定金額です。
ぼく自身は、講習の内容と集合形式の養成講習会とのバランスを考えれば、結果的には、妥当な金額だとは思います。(受講前は高いと思いましたけど。)
まとめ
ぼく自身としては、長年のあこがれであった2級アマチュア無線技士の資格を取得することができ、満足の結果でした。
ただ、心のどこかに、
「これで、良いのだろうか?」
という疑問がないではありません。
本当に自分に2級アマチュア無線技士と呼ばれるに相応しい実力が、付いたのか、と自問すれば、
「いや、大した実力は付いてない。」
と答えざろう得ないからです。
ぼくは、あの分厚い教科書については、中間試験や判定試験には出ない箇所についても、すべて目を通しましたし、それぞれの試験についても真面目に受けたつもりです。
それでも国家試験を受験して合格した人たちに対して、どこか罪悪感にも似た感情を持っているのを自覚しています。
でも、資格取得は、スタートでしかありません。
自動車の免許でも、免許試験場のでも一発合格であろうが、教習所に通っての合格であろうが、大事なのは合格した後、いかに安全な運転ができるかでしょう。
アマチュア無線も、今後いかに大人としての運用ができるか、そのことの方が大事だと自分に言い聞かせて、アマチュア無線人生を再開させて行きたいです。
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